映画紹介『レッドブル』

 

レッドブル サムネ.jpg

おすすめ度:★★★★★

アメリカの視点から見たソ連が良く理解できる作品。ソ連当時の社会主義国家の世界が堪能できます。これを見たら金にがめつい奴にあのセリフを使いたくなるはず、「資本主義者め・・・・・・」。

あらすじ:

冷戦下のソ連、モスクワ市警はビクトル・ロスタビリの摘発に踏み切る。コカインの不法所持の現場を押さえることには成功したが、あと一歩のところでビクトルは警官を殺害し逃走する。同僚を殺されたイワン・ダンコー大尉はビクトルの逮捕に執念を燃やしていた。その頃ビクトルは逃亡先のアメリカで偶然職務質問を受け、シカゴ市警により逮捕されていた。逮捕の知らせを受けたダンコーはアメリカへ飛び、ビクトルの身柄を引き取る。そしてソ連へ飛び立とうとしていた矢先、ダンコーは空港で武装した集団に襲われる。付き添っていたリジック刑事の応戦によりダンコーは難を逃れるが、ビクトルは再び逃走しリジックは同僚を失う。ダンコーとリジック、ソ連とアメリカの逮捕劇が幕を開ける。

コメント:

これぞソ連という映像が盛りだくさんの映画。アメリカ映画史上初めてモスクワ市内と赤の広場で撮影許可を得た作品でもある。序盤の赤の広場のシーンだけでもお腹いっぱいになったり。やはり見所はお堅くゴツいソ連人のダンコーと女たらしでお調子者のリジックの掛け合いである。デコボコ刑事タッグにソ連とアメリカという関係が絶妙なマッチを成している。個人的には居酒屋でおっさんがピアノを弾きながら歌っている歌がいかにもソ連(グルージア?)臭くてぐっとくる。ついでにリジックの吹き替えの富山敬のゲスい演技もお気に入り。

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