映画紹介『パール・ハーバー』

パール・ハーバー サムネ

おすすめ度:★★★★☆

ラブロマンスを主軸に据えた派手なドンパチ映画。史実や兵器の再現度などの細かいところはおかしな点だらけなので気になる人にはおすすめ出来ない。マイケル・ベイ映画万歳な人向け。

「何が始まるんです?」「 第二次大戦だ!」。

あらすじ:

レイフとダニーは子供のころからの親友だった。空を飛ぶことにあこがれていた二人はアメリカ陸軍航空隊に志願する。やがてレイフは看護婦イヴリンと出会い恋に落ちるが、レイフはヨーロッパ戦線に参加し、イギリスのイーグル飛行中隊と共にドイツ空軍と激しい戦闘を繰り広げる。一方、パール・ハーバーに転属となったダニーとイヴリンだったが、二人の元にレイフの戦死の知らせが届く。ダニーとイヴリンは互いを慰め合う内に深い関係になっていくが、そこへ戦死したはずのレイフが帰ってくる。実は生き延びていたレイフは二人の関係を知り愕然とする。イヴリンを巡って対立する二人、そしてハワイには大日本帝国海軍の空母機動部隊が迫っていた。

コメント:

どんな映画かと言えば、「タイタニック in 真珠湾」である。この映画の見所は真珠湾攻撃のアクションシーンにあるのだが、『パール・ハーバー』という名前にも関わらず真珠湾攻撃のシーンは後半にならないと出てこない。物語の主軸が主人公とヒロインのラブロマンスに置かれていて、真珠湾攻撃はほぼそっちのけなのである。しかし監督は天下のマイケル・ベイ。いざアクションシーンに入るとその迫力は凄まじく、カメラワークも非常に良い。戦争映画に欠かせない臨場感が存分に感じられる。また音楽がハンス・ジマーという最強の組み合わせ。このコンビは「ザ・ロック」以来である。戦争という視点で見るとすごく複雑な気持ちになるので、細かいことは気にせず感性で楽しむのが吉。

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