映画紹介『ユージュアル・サスペクツ』

ユージュアル・サスペクツ サムネ

おすすめ度:★★★★★

一人の男の証言から紐解かれていく事件に翻弄されるクライムサスペンス。クライマックスで謎が一気に解き明かされていく畳みかけが心地よい。

出演はガブリエル・バーン(『ゴースト・シップ』、『エンド・オブ・デイズ』)、ケヴィン・スペイシー(『交渉人』)、ケヴィン・ポラック(『エンド・オブ・デイズ』、『ア・フュー・グッドメン』『ホステージ』)。

あらすじ:

サンペドロ港に停泊していた麻薬密輸船が爆発、炎上した。その後複数の死体が見つかるが、いずれもマフィアの抗争によるものだと思われた。捜査官のクイヤンは事件の中でただ一人生き残った、左の手足に麻痺のある男キントを事情聴取する。キントはやがて事件のことをぽつぽつと語り始めるが…。

コメント:

(これより先ネタバレを含みます)

映画の流れは、ただ一人生き残った男キントの回想という形で進められていく。キントの証言と警察の捜査を照らし合わせていくのだが、そこから浮かび上がってくる真相が二転三転していくのが面白い。そのためテンポがとてもよく飽きさせない映画である。

演出が突出して光っており、特に終盤のカイザー・ソゼの正体を暴いていく場面はこの映画最大の見どころである。捜査官の畳みかけるような口調とフラッシュバックする映像でミスディレクションを誘発している。自分自身、最後のオチにはまんまと騙されてしまった。キントの足取りが軽やかになっていくシーンもいい演出である。

とにかく見入ってしまう映画なので、普段サスペンススリラーを見ない人にもお勧めしたい一作である。

映画紹介『ユージュアル・サスペクツ』” への4件のフィードバック

  1. 久しぶりだなぁ!今までペパロニのピッツァが届かなくて待ちくたびれたところだぁ!
    正直インディア・ソングを見て以来の衝撃だった気がするぜぇ・・・
    例によってレディ・イン・ザ・ウォーター、ワールド・トレード・センター、ラベンダー・ヒル・モブも紹介しておくぜぇ!OK?

    1. OK!(ズドンッ)
      この数か月間死ぬほど忙しかったんだよ。もう半年もまともな記事を上げてねぇやってられっかい!これからまたちょいちょい更新していくからチェックしな!
      ワールド・トレードセンターはずっと前から見たいと思ってたんだぁ!他の二作と共に見とくぜカルロ。

  2. いつも動画とブログ楽しみにみさせていただいています。
    遅くなりましたが、『ユージュアル・サスペクツ』観ました。凄く面白かったです。煽り文の「見破りますか?だまされますか?』の意味が分かりました。
    どうしてもある人物の矛盾に疑問を感じ続けいたので「やっぱりか」とんばった反面、最後の怒涛のシーンで一瞬騙されそうになりました。細かいシーンに伏線が張り巡らせていた脚本には脱帽しました。
    エヴァオタさんの今後のご活動を楽しみに待ってるぜ・・・・

    1. どうもありがとうございます。
      自分も最後のシーンのケヴィン・スペイシーの演技で騙されました。やはり名優はすごいですね。
      今後とも動画、ブログ共に出来る限り更新していくので見てくれカルロ!

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